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「カンボジア クロマートラベルガイドブック」
特集
Vol.3 Apr - Jun 2007
 特集2
      〜みんなのおしごと〜

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カンボジアにはどんな職業があって、人々はどんな生活をしているのだろう?そんな疑問に、クロマー編集部はお答えします。カンボジア在住者の「ある日」のタイムテーブル付。この国の仕事&生活を、ほんの少しご紹介します。

●ホテル勤務

慣れない外国滞在も、この人がいれば安心
明るい笑顔の頼れる日本人スタッフ

 アンコールワットからほど近い高級ホテル「ル・メリディアン・アンコール」で外国人客の案内に明け暮れる江口さん。日本では印刷会社で制作をしていたが、もっと様々な人とふれあう仕事をしたいと、外国のホテルで働くことを決意。昨年暮れにインターンシップという制度を通じて、当ホテルへ派遣された。ゲストリレーションオフィサーは宿泊客の世話全般を任され、チェックイン・アウトの手伝いや日本人客のケア等、仕事内容は幅広い。笑顔とどんな状況にも対応できる冷静さが必要だ。

  カンボジアでの生活は、毎日が新鮮で楽しいという。「お客様とのコミュニケーションがとにかく楽しいです。特に日本のお客様に『あなたがいてくれてよかった!』と言っていただけると、本当に嬉しい。」  カンボジアの印象も、日本で抱いていたものと大きく違ったという。「カンボジアは貧困や戦争などネガティブなイメージが強いけど、実際に来てみて、思っていた以上に発展していて驚きました。カンボジア人はしっかりしていて優しいです。」オフタイムはスタッフと食事に出かけたり、たまに田舎へも遊びに行ったりするという。江口さんのカンボジアライフは、まだ始まったばかりだ。

●お坊さん

雨にも負けず、風にも負けず
仏門修行に励む、バイリンガル僧侶

  キリングフィールドがあることで有名なワット・トメイ。サンポンさんはそこで仏門修行に励んでいる。彼はまた、僧侶の慈善団体「Salvation Center Cambodia」のリーダーであり、通常の勤め以外にも様々な活動を行っている。主な活動は、HIV患者や孤児の救済活動。村に出向いて薬を届けたり、容態が悪い人は病院に送ったりする。また孤児には、寺で英語を教えている。サンポンさんが仏の道に進んだのは1999年。両親のすすめでもあり、また自分も勉強が沢山できると思い志した。最近は他の寺や大学へ勉強をしに行く僧侶も多いという。主に外国語やパソコンを学ぶらしい。僧侶も国際化、近代化の時代だ。

●ツアーガイド

旅はガイドに始まりガイドに終わる
旅の印象を大きく左右する ”カンボジアの顔”

  カンボジアに来て、一番初めに接するカンボジア人はおそらくツアーガイドだろう。彼らによって、カンボジアの印象が決まるといっても過言ではない。日本語ガイドとして5年のキャリアを持つソムナンさんは、元々中学教師をしていた。たまたま受けた日本語の試験にパスしたのがきっかけで、日本語ガイドの道を歩み始めたという。心がけていることは、知らない言葉があったらすぐに調べること。ツアー中であればお客さんに聞いて、使い方も一緒に覚えるという。好きな遺跡はアンコールワット。オフタイムは好きな音楽を聴いて過ごすことが多いそう。

●旅行会社勤務

遺跡も辺境もどんどこい!
カンボジア国内を隈なく廻る、旅のエキスパート

  カンボジア国内の見所は全て制覇しただろう、西村さんはそう言い切る。西村さんがカンボジアに来たのは2年半前。旅の途中で寄っただけが、遺跡の魅力にとりつかれて残ることを決めた。2004年に現地旅行会社APEXに入社。昨年より現地発日本語ツアー「クロマーツアーズ」及びカンボジア旅行総合ウェブサイト「スケッチ・カンボジア」を一任される。主な仕事内容はツアーの企画。カンボジアならではの斬新なツアーを開発すべく、日々各地を飛び回っている。企画する前には必ず自ら足を運び、入念にチェックをする。趣味は遺跡めぐり。プライベートも時間を見つけては、足げく遺跡に通っている。ちなみにおすすめ遺跡はプレアヴィヒア。そこから見るサンライズとサンセットは最高だとか。

●アプサラダンサー

全ての人を魅了する天女の舞
毎夜現世に舞い降りる、美しきアプサラス

  煌くアプサラの舞、カンボジアに来たら、一度はその華麗な舞踏を目にすることだろう。シェムリアップ市内の老舗ショーレストラン「クーレンU」の花形ダンサーを務めるのがシナットさんだ。シナットさんがダンスを習い始めたのは約10年前。子供の頃からダンサーになるのが夢だったという。2000年にプロデビューし、2003年よりショー最大の見せ場、アプサラダンスのセンターで踊る”ソリスト”に就任。レストランで毎晩その姿を披露している。そんな彼女も、仕事以外の時間は普通の女の子と変わらない。家事をしたりテレビを見たり、最近は縫製の勉強も始めたそうだ。

●歯医者さん

歯科医不足の村へも巡回診療
確かな腕で、虫歯を治す

  カンボジアには多くの歯科があるが、ライセンスを持った歯科医はまだ一握りだという。その数少ない一人がヒエンさんだ。ヒエンさんはプノンペンの大学で歯学を学び、1994年シェムリアップに開業。現在は6人のスタッフを抱える院長先生だ。以前横浜にある鶴見大学で研修したこともあるそう。治療は虫歯、歯槽膿漏、クリーニング、ホワイトニング、総入れ歯など多岐に渡る。患者には、日本人含む外国人も多い。通常の診察の他に、年2回、ボランティアで近郊の村へ巡回診療へ行くという。カンボジアの田舎では歯磨きの習慣がなく、虫歯になる人が多い。さらに歯科医が足りないので、猫の手も借りたいほど忙しいそうだ。3日間で3〜400人を診るという。休日はテニスや卓球をしたり、家族と過ごしてリラックスするそうだ。

●お土産屋さん

シルク、スカーフ、バッグに宝石
カンボジア土産なら、なんでもござれ

  シェムリアップの観光スポット、オールドマーケットで土産店を営むチャンマカラーさん。店内には色とりどりのシルクやバッグ、宝石、銀製品などが所狭しと並ぶ。チャンマカラーさんがここに店を構えたのは7年前。それまでは空港で土産を売っていたそう。土産屋を始めたのは、ご主人のすすめだとか。客は日本人が多く、象などのモチーフがついたものが一番よく売れるそうだ。営業は朝7時〜夜7時。ランチは家から弁当を持参して店で食べている。