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ル・ザルダン・デ・ドゥリス
Le Jardin des Delices
< ポール・ドゥブルー >
素材の美味しさを活かした
シンプルで上品なハーモニー
きちんとしたコースをリーズナブルな価格で食べられる「ル・ザルダン・デ・ドゥリス」。というのも、料理を学ぶシェフの卵たちが、実地トレーニングとして腕を振るっているからだ。しかし学生といえど、侮るべからず。ここの料理はレベルが高い。
火曜から金曜のランチセット(11$)のメニューは週替わり。この日振舞われたのは伝統的なフランス料理。その週によって、フレンチだったりクメールだったり、時にはタイや中華も。
前菜の「ニース風サラダ」は茹でただけの温野菜にツナとアンチョビの塩味がほんの少し。素材の味を活かしたシンプル仕上げだ。主菜の「赤ボラと海老のムニエル」もガーリクソースとのハーモニーが絶妙で、味、見た目共に実に見事。
学校がメインのため、基本的に事前予約が必須。ふらりと、という訳にはいかないが、時間を作って訪ねる価値は充分にある。
Ecole d'Hotellerie et de
Tourisme Paul Dubrule
2002年、世界的ホテルグループ「アコー」の設立者ポール・ドゥブルー氏が、私財を投じて創建した、ホテル・観光の専門学校。その道のプロを育て、かつ個人の潜在能力や長い目で見たキャリアプランを重視した、クオリティの高い授業内容を施している。カリキュラムは1年から2年で、専門技術のみならず、語学、PCスキルなど幅広く学ぶ。卒業生の就職率は100%に近く、各界からの信頼も厚い。海外インターンシップ制度があり、各学部の最も優秀な生徒は、卒業後6ヶ月〜1年間、フランスやタイなど、海外で経験を積むことができる。
シンタマニ
Shinta Mani
シックで家庭的が心地よい
気取らない隠れ家レストラン
隠れ家的ホテルとして名高い「シンタマニ」。目抜き通りとリバーサイドに挟まれた、好アクセスかつ閑静な一角で、穏やかな時間が流れる。
モノトーンと落ち着いたオレンジでまとめられたインテリアは、スタイリッシュだが暖かみを感じさせる。スペースはさほど広くなく、家庭的なビストロという趣だ。
ランチセット(18$〜)はクメール、アジアン、ウェスタンの3種類から。ウェスタンの「クリームパスタ、チキン添え」は、濃厚なクリームパスタとさっぱりのチキンが好相性。クメールセットのデザート「ノム・プライアイ」はサプライズ。甘くない白玉の中から、シャリっとした食感の椰子砂糖が。やさしい甘みが口に広がる。
夜はアラカルトメニュー。気取らず、しかしカジュアル過ぎず。少しだけ特別な時間を過ごしたい時に、チョイスしたいレストランだ。
Institute of Hospitality
「シンタマニ」とはサンスクリット語で「全ての人に与えられる宝石」という意味。代々宝石商を営み、タイで生まれ育ったカンボジア人ソコン・ロー氏が2004年6月、職業訓練施設「Institute of Hospitality」を設立。
学生は、特に貧しい村や孤児院出身の若者が対象。学費、教材、ニフォーム、食事(1人につき総額約1000$)は全て寄付金により賄われる。さらに1週間4kgの米が、彼らの家族に贈られる。
学科は料理、フロントデスク、レストラン、スパなどがあり、期間は9ヶ月。現在28名の第五期生が、語学と専門技術を学んでいる。終了後はシンタマニや市内ホテルに就職する。