
「カンボジア クロマートラベルガイドブック」
Vol.3 Apr - Jun
2007
シアヌークビル通信
by 大橋恭子
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シアヌークビルの魅力
シアヌークビルはアジアの中で数少ない、隠れ家的なリゾート地です。ビーチは、いくつか点在しており、中にほとんど手付かずの美しい砂浜が広がっています。オーチェティールビーチは、近年開発が進み、おしゃれなレストランや、バンガロー、バー、インターネットカフェもあり、旅行者には、大変便利です。その先、先日開通したばかりの道路を進むと、オートレスビーチにでます。
去年まで何もなかった、広々したビーチに、バンガローが数件。そして、人が少ないからこそ、ウォータースポーツができる穴場的存在です。セーリング、シーカヤック、そして、最近、モーターパラセーリングなるものも登場しました。
ビーチ以外で、海を楽しむとしたら、もちろん、シュノーケリングツアーや、アイランドホッピング。バンガローのある島に泊まれば、プライベートビーチです。降るような星空の下、眠るのは最高の贅沢でしょう。そして、ここカンボジアは豊饒の海、遠出をしてシュノーケリングをすれば、台風などの災害にあまりさらされていないさんご礁が楽しめます。
海以外での観光スポットといえば、クバールチャイの滝。乾季は水位が低いものの、そこはご愛嬌。涼やかな林を抜けると、そこまで通ってきた赤土の道がうそのような、静謐な避暑地です。ここで鳥の丸焼きを食べるのが現地人グルメ。
一風変わったところで、スネークハウス。まず度肝を抜くのが、テーブル席のそばにしつらえられた檻にいるクロコダイル。日本人ならおちおち食事してる場合じゃないと思いますが、これがロシア人の感覚でしょう。そう思いつつ、席に座ると、これまた、びっくり。ガラスで覆われたテーブルの下には生きた蛇が鎌首をもたげています。そう、この上で食事をするのです。そのほか、数々の、淡水魚を要した水族館や、海がめがいるので悪趣味だなあと感じますが、実は、このスネークハウス、現地の人たちに非常に信頼されているのです。と、いうのも、カンボジアで多い事故の一つ、毒蛇にかまれたときの、血清を、提供しているのです。少しマニアックなほどのたくさんの種類の蛇たち。学者が自分の趣味で作ったからこそ、手に入りにくい蛇までが網羅されており、病院では手に入りにくい、貴重な血清までもが保管されているのです。現地の人は、蛇にかまれたら、病院ではなくて、ここスネークハウスに直行します。
インターナショナルな場所だからこそ、さまざまな、顔を持つシアヌークビル。まだ日本人に知られていない今だからこそ、海外リゾートにいる気分が実感できることでしょう。素敵な休暇をお楽しみください。
